不完全ゆえに美しい 2
完全なリードというものはありません。
そう考えて腹をくくろうではないでしょうか。
最重要なことは、わたしたちの部下、そして我が子に潜んでいる人間力への信頼です。
彼、彼女には、もっと人間力がある、間違いなくです。
現状が精いっぱいだなどと、どうして言えようか。
いま現れているのはその一部にすぎないのです。
そしてもう一つ、彼、彼女も、燃えて、りっぱに生きていきたいと願っていることへの信頼です。
組革研では大人が、チームワーク学校では子どもたちが、はっきりとそれを立証する場面に、私はたびたび接しています。
私もそれまで、自分の子どもやその友だち、あるいは授業参観や文化祭、運動会などを通じて、親として、子どもの力を知っているつもりでいました。
しかし、チームワーク学校にかかわってから、彼、彼女に秘められた力は、とてもとてもそんな程度ではないということを知りました。
目の前の彼、彼女らは、いま仮の姿をしているにすぎません。
その人間力を目いっぱい出させ、自己実現させねば、彼、彼女がかわいそうではないでしょうか。
その可能性を信じて夢を持てることが、リーダーの、教師の、親の最低の条件であると思います。